| 路床の構築 下層・上層路盤の施工 路盤は路床の上に設けられ、表層および基層に均一な支持基盤を与えるとともに、上層から伝えられた交通荷重を分散して路床に伝える役割を果たす層のことです。一般に、上層路盤と下層路盤の2層に分けます。 |
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| | アスファルト舗装 公共工事である道路工事や、建築・住宅等の外構工事や駐車場舗装・工場内のコンクリート舗装・公園整備・運動場等の整備・身の回りの整地・不陸整正・地盤改良・舗設・ブロック舗装等を行います。 |
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アスファルト舗装とは、一般に、表層・基層・路盤からなり、路床上に構築されます。通常、表層・基層にアスファルト混合物が用いられます。表層はアスファルト舗装において最上部にある層のことです。表層の役割は交通荷重を分散し、交通の安全性、快適性など、路面の機能を確保することです。 基層は路盤(上層路盤)の上にあって、路盤の不陸を整正し、表層に加わる荷重を均一に路盤に伝達する役割をもつ層のことです。 路盤は路床の上に設けられ、表層および基層に均一な支持基盤を与えるとともに、上層から伝えられた交通荷重を分散して路床に伝える役割を果たす層のことです。一般に、上層路盤と下層路盤の2層に分けます。 路床は舗装を支持している地盤のうち、舗装の下面から約1mの部分のことです。路床の下部を路体といいます。また、構造計算上、交通荷重の分散を期待する場合には、原地盤改良し、その改良した層を構築路床、その下部を路床(原地盤)といい、併せて路床といいます。 | |
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アスファルト舗装の表層・基層は、アスファルト混合所において適切な温度管理および品質管理のもとで製造された加熱アスファルト混合物を用いて層を形成します。
アスファルト混合物の敷きならし方法には、人力施工と機械施工があります。これらの選択は工事規模、工種などによって決められますが、現在ではほとんど機械施工で行われており、アスファルトフィニッシャという専用の機械が使用されています。
ダンプトラックで運搬されたアスファルト混合物をアスファルトフィニッシャに供給し、所定の仕上がり幅、厚さが得られるように敷きならします。敷きならし時のアスファルト混合物の温度は、一般に110℃を下回らないようにし、平たん性を確保するためにアスファルトフィニッシャをできるだけ一定速度で連続運転します。
敷きならした直後のアスファルト混合物は、まだ”ふかふか”した不安定な状態になっています。そのため、アスファルト混合物の敷きならし後、一般にロードローラやタイヤローラなどの転圧機械により、所定の密度が得られるまで締固め、所定の形状に平坦に仕上げます。締固め作業は、継目転圧、初期転圧、二次転圧および仕上げ転圧の順で行います。